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スマートシティのサービスエコシステムの構築に向けた「マーケットプレイス」の公開 ~デジタル田園都市国家構想実現への貢献へ~

一般社団法人スマートシティ社会実装コンソーシアム(以下、当団体)は、スマートシティ分野のサービスについて全国への認知、普及展開に資する取組として「マーケットプレイス」を公開しました。スマートシティ市場の形成/産業化に寄与するとともに、スマートシティに関わるステークホルダーが集うエコシステムを目指します。

スマートシティ社会実装コンソーシアム
マーケットプレイス "Smart City Orch"
https://catalog.sc-consortium.org/ 

(2023/7/27 URL変更しました)

https://www.sc-consortium.org/catalog/service-list/

今回はその最初のステップとして、当コンソーシアムの会員において実証・実装されたスマートシティ・サービスおよびユースケースをサービスカタログとして掲載・公開します。当初(2022年12月8日公開日時点)は4団体から12件のサービスを掲載していますが、今後さらにサービスの拡充を進めるとともに、全国でスマートシティに取組む方々へ紹介をしていきます。

海外では、様々なデジタルサービスの導入を支援する仕組みの整備が進んでいます。
例えば英国政府によりオンラインで公開されている「Digital Market Place(DMP)」においては、デジタルサービスや人材のリストを公開することで、行政(国・地方自治体)は、デジタルサービスやデジタルに詳しい人材が必要な時にそれらを簡単かつ迅速、効率的に調達することができます。構築から10年近くなりますが、社会にとっても事業者にとっても、如実な成果を挙げつつあります。
また、ニューヨーク市において運営されている「Marketplace.city」では、地方自治体が新しいテクノロジーを調達、検証、購入するプロセスを簡素化し、政府が有権者に対応し、有権者に奉仕するという本来の使命に集中できるようにすることをミッションに掲げて運営されています。

日本政府では、デジタル技術の活用により、地域の個性を生かしながら、地方を活性化し、持続可能な経済社会を目指す「デジタル田園都市国家構想」を推進しています。具体的には、地域の課題解決や魅力向上に取り組む、地方公共団体が作成したデジタル田園都市国家構想推進交付金実施計画に基づく事業の実施に要する費用に充てるため、国が地方公共団体に対して交付金を交付することにより、地方と都市の差を縮めていく取組を行っています。また、デジタル庁の情報システム調達改革の一環として、複数のベンダーやSaaSを中心としたサービスを一律の要件で登録し、登録されているサービス・企業について、あらゆる行政機関が簡易的に調達できる仕組みとして、日本版デジタル・マーケットプレイスの検討が進められています。

他方、地方自治体においても、解決したい地域の課題を特定し、地域住民や事業者へのヒアリング等をもとに課題を把握し、デジタル実装を通じた地方活性化を推進しています。その中で、複数の既存サービスを比較検討し、課題解決に適したサービスの調達が行われています。 

当団体ではこうした世界の動向や日本政府、地方自治体の取組を念頭に、今回公表したマーケットプレイスが、地域における課題解決の一助となるようなサービス・ソリューションと出会える場となるよう努めてまいります。また、サービスを提供する事業者にとっても、地域での実証事例によって得た知見を、より広い地域に伝える一助となればと思います。

本マーケットプレイスに関するお問い合わせは、一般社団法人スマートシティ社会実装コンソーシアム「お問い合わせ」フォームからお願いします。
https://www.sc-consortium.org/#contact

また、個々のサービスに関する詳細なお問い合わせは、各サービスのページ「問い合わせ」からご連絡をお願いします。